斉藤?齊藤?斎藤?齋藤?日本語では発音が同じでも中国語では違った!

私の苗字は「サイトウ」ですが、よく「どういう漢字を書かれますか?」と聞かれます。

 

上は「文」で、下は「示す」のほうの「斎藤」ですと答えますが、内心、斉藤でも、斎藤でも、齊藤でも、齋藤でもどれでもいいですと思っていました。たとえ間違って伝わっても、めんどくさがりの私はほとんど直したりしていませんでした・・・。数日前までは。

 

しかし、、、本屋さんで中国語の本を眺めていたら、「斎(齋)藤」と「斉(齊)藤」の発音が違うことが分かり、ビックリ!

 

MICの中国語講師に詳しく聞いたところ、中国では「斎」と「齋」を同じ漢字として見ていて、「斎(齋)藤」の発音は、Zhāi téng(ジャイトン) 、「斉」と「齊」を同じ漢字として見ていて、「斉(齊)藤」の発音は、qíténg( チートン)となるそうです。

 

確かに、よくよく考えてみると、「一斉」は「斉」という字が正しく、「斎」という字は書きませんね。逆に「書斎」は「斎」の字が正しく、「斉」という字を書いたりしないですね。

 

意味を調べてみても、「斎(齋)」には、「心身を清めて飲食などの行為をつつしんで神をまつる。」という意味があり、「斉(齊)」には「大小・長短がなく、そろう。でこぼこがない。平らか。ひとしい。均一にする。」という意味があり、これら二つの漢字は、全く違う意味を持っている漢字だということが分かりました。

 

今まで、どうでもいいと思っていましたが、違う漢字を伝えていたら、違う人になってしまうので、これからは、自分の苗字を大切にして、区別しようと心の中で誓いました!!

 

MICでは英語だけでなく、中国語や韓国語、フランス語、スペイン語ポルトガル語等も勉強できます。

 

少しでも興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、御気軽にご連絡下さい!(TEL:025-244-4349)