アメリカ映画のタイトルは、日本で、上映される折に何というタイトルになっているでしょうか?比べてみると、日米の文化の違いが見えてきます。また、翻訳のコツも理解できるかもしれません。
-マシマ・アキコの一口メモー
最近は、娯楽の種類が多様化し、また、ネットで何でも情報が入る時代ですから、あえて、映画館に行かれる方も、減ってきているのかもしれませんが、かつて、日米で、ヒットした映画のタイトルを比べてみました。
此の頃は、アメリカでの英語のタイトルが、そのまま、カタカナになって、上映される場合も多い気がしますが、かつては、本当に、なるほど、と思わせる邦題が、沢山ありました。以下は、ほんの一例です。ご参考までに。
■An Officer and a Gentlemen (士官と紳士)⇒(邦題:愛と青春の旅だち)
今では、TVの“オランジーナ”のCMにでてくる老紳士といった方が、わかりが良いかもしれませんが、リチャード・ギアの出世作となった映画の題名です。その後、“Pretty Woman” ⇒(邦題:プリティー・ウーマン)で、リチャード・ギアの立ち位置が、不動のものに、なりましたね!
(映画の主題歌も、映画のタイトルと同じ名称のヒット曲)
■The Turning Point(岐路)⇒(邦題:愛と喝采の日々)
上記の邦題もこちらも、原題とは、全く違った訳ですね。原題は、非常にあっさりしていますが(合理的?)、邦題になると、かなり情緒に訴えるものがあります。
はて、映画の内容はどのようなものだったのでしょうか。(マシマは、しっかり見ましたが、説明が長くなるので、カット。でも邦題の方が、分かりやすい気がしますよ。)
■トム・クルーズのシリーズものになっている“Mission Impossible”(遂行不能な任務)⇒(邦題:ミッション・インポッシブル) 英語の原題をただ、カタカナに直しただけ。*元々は、アメリカのTVドラマ・シリーズで、その頃、日本でも、そのTVドラマが放映されており、邦題は、「スパイ大作戦」でした。主役は、トム・クルーズではありませんでした。映画になってからですね。トムさんが、主役になったのは。
■Close Encounters of the Third Kind ⇒(邦題:未知との遭遇)
直訳すれば、「第3種のものとの接近遭遇」となってしまいますから、
この邦題は、みごとですね!
■E.T. ⇒これは“E.T.”そのままでした!
今回は、ここまでです。