マシマ・アキコの一口メモ    本日は、新潟県村上市に新設された国際仕様のスケートパークのお話しです。

  地球は私たちの仕事場!とずっとそう思って生きてきました。仕事で、訪れた国々は、20か国以上に上っています。観光で訪れるのも、リラックスしていて良いのですが、仕事で、異国を訪れるのが、大好きです。何故かといいますと、訪れた国の政治、経済、文化、習慣、考え方、歴史等が、仕事の中で、必ずかかわってきて、その国をより深く知る事が、できるからです。

  残念ながら、昨今は、コロナ禍で、身動きができない状態。南極にまで、コロナウイルスが、はびこったのでは、本当に、どこへも行けない状態ですね!でも、頑張りましょう!遠からず、平穏な日常を取り戻せるように!

  さて、地球規模の活躍といえば、身近なところで、新潟県村上市出身の平野歩夢さんが、いらっしゃいます。最近も、毎日6時間、故郷村上のスケート・パークでオリンピックに向けて、日夜練習に励んで、おられるという新聞記事を読みました。

  実は、弊社も、2019年にオープンしたこのスケートパークの建設に、通訳として、かかわらせていただきました。このスケート・パークに関しては、実は、アメリカの設計会社が関与していたのですね。

国内最大規模のスケートパーク

 

村上スケボーパーク

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  完成真近かなさる日、建設業者様から、連絡が入り、工事現場の方たちと、アメリカ人の設計者の間に入って、仕上げの細かい点に関して、通訳をして欲しいとの事。「専門用語はどのようなものがあるでしょうか?」との問いに、「難しい事はないので、一般的に、スケートボードの知識があれば、大丈夫です」という事でした。しかし、やはりなんのなんの。毎日建築業務に携わっているわけではない、弊社の通訳にとっては、耳慣れない建築用語、それもスケートパーク用の特殊な用語のオンパレードで、大分苦労したようです。

平野歩夢スケボー

  通訳として、専門的なお仕事を引き受ける時は、必ず、専門用語のチェックをさせていただきます。いくら優秀な通訳者でも全ての分野の英語に精通しているわけではありませんので、この点の確認が大事です。現場では弊社の通訳は専門用語で苦労をしたようですが、誠意ある通訳に務め、現場の方々から、信頼を得、最後の仕上げまでに、結局、3回村上に出向いて通訳業務を遂行させていただきました。ご依頼者様からの信用を得て、通訳の役目を無事果たす事ができました。

海外のスケートパーク

  このような経緯を経て完成した国際仕様の村上スケートパークから、今後、多くの国際的、アスリートが、輩出される事を、願っています。

2018年オリンピックにて

(注)派遣通訳者:弊社から派遣した通訳者は、英検1級、TOEIC990点(満点)。 当校の通訳養成講座(上級クラス)でトレーニングを受け、通訳者として、現在、幅広く活躍しています。