生徒さんのシンガポール旅行記

MIC通訳クラスの生徒さんが、10月にシンガポールに旅行されました。その旅行記が以下です。

 

生徒さん記:

今回は2度目のシンガポール訪問です。

 

大学時代にイギリスの語学学校に少しの間通った経験を再度してみたくなり、また、自分の英語が外国で通用するのかも知りたく、加えて、民族的に多様な社会にちょっと触れてみたい思いがあり、今回、英語の体験レッスンを受講してみました。

シンガポールの英語学校で使用したテキスト。

 

期待以上の経験ができました。

 

入ったクラスはアドバンストクラス。中国系、インド系、アラブ系など10数名程度のクラスで、オフィス街のスクールだったので、けっこうデキるんだろうなという感じの人ばかり。隣の素敵なキャリアウーマン風の若い女性は、「私はシンガポール人で、私の英語はシングリッシュ(※)だから、英国風に直したくて」と。(私:それってネイティブって言いませんか?)

(※)【注:シングリッシュとは、シンガポール風の英語のことで、表現やアクセントに特徴があります。】

 

授業の内容は、「説得する」という項目で、ビジネスのシチュエーションにおいて、自分の考えを相手にいかに説得するかというもの。実際に会話やスピーチをするような機会はほとんどありませんでしたが、シンガポールのビジネスが少し感じられる表現なども学びました。イギリス人の先生曰く、シンガポール人はcash cow(※)好きだよね、とか。シンガポールの急速な発展の理由とエネルギッシュな雰囲気は、こんなところにも現れています。

(※)【注:cash cow:(お金を産む牛から転じて)儲かる商品、儲け話、のような意味】

 

終了後、入校を勧誘されても困るので、「シンガポールに住みたいなぁとは思っているけど、旅行者なんです」、と明かしてしまって、先生はガッカリというか呆れていた様子。でも、いい経験になりました。シンガポールは日本人が住みやすい所と聞きますし、できることなら数年間でも、多様な社会に触れ、日本の均一的な社会以外のものを見ることができたら、とても有意義なんじゃないかと思いました。

 

シンガポールが、様々な民族が入り混じっているにも関わらず、治安が良いのは、厳しい罰金制度で縛って飼い慣らしているからじゃないか、という印象を受けてしまうのに対し、日本は、そもそも単一民族であり、みんなが同じであるべきで、人と違っていてはいけない社会で、暗黙のルール、つまりマナーというものがあり、人様に笑われますよ、みんなに嫌われちゃうよという価値観で牽制し合って秩序を保って、それで治安が良かったりする社会。

 

同じように治安が良くても本質は違う気がするのだけれど、どちらかだけが正しいわけじゃない。そんな感じを持ちました。(どこかで聞いたことがあるような気もしますが、シンガポールに行くと、日本との違いが容易に気づけそうです。) 自分が、シンガポール社会の何を知ってるわけじゃないのですが、日本とは、明らかに何かが違うと思った旅でした。

 

マリーナベイサンズを見上げるの図。

 

スーパーツリーグローブ。悪天候のため登れませんでした(今登っている人で終了)。

 

チャイナタウン。遠くに高層ビル。

 

地下鉄。東京と何ら変わらない。

 

いずれにせよ、まるで作りもののような超近代的な街並みと、そこに息づくエネルギッシュな混沌のハイブリッドは魅力的ですよ。せわしないけど刺激的。食べ物も美味しい。1度は体験してみることをオススメします。

 

Kopiはコーヒー、Tehは紅茶、つまり飲み物のメニューです。

 

名前わかりませんが、かき氷。コーンがクセになる(かもしれない)。

 

バクテー。

 

ラクサ。ココナッツミルクとエビだしのスープの麺。